なぜ理容師は道具にこだわるのかバリカンの進化と歴史

2026年07月16日

静岡市駿河区の男性専門ヘアサロン
men’s hair ONEです。


今日は私の大好きな道具の話でもしようかな。と思います。



私たちの仕事で欠かせない「バリカン」または「クリッパー」明治時代から昭和30年代頃まで主流だったのは、手の握力で刃を動かす「手バリカン(手動バリカン)」


私も見たことはありますが実際人に使った事はありません。興味本位で練習用ウイックを刈ってみましたがメチャメチャ大変だったのを覚えています。

1919年、世界を変えた「電動バリカン」の誕生



それに対して、劇的な進化をもたらしたのが「アメリカの電動バリカン」です。

1919年、アメリカの「WAHL(ウォール)社」の創業者が世界初の電動バリカンを発明しました。
電気の強力なパワーで刃を高速往復させるため、太くて硬い髪や濡れた髪、ボリュームのある毛束でも、引っかかることなく一気にスパスパと刈り上げることができるようになったんです。

「日本製」と「アメリカ製」バリカンの決定的な違い




元々日本のバリカンと海外のバリカンではこのような共通認識がありました☟

日本のバリカン: アジア人の「直毛・硬毛・太毛」を逃さずにスパッと鋭く切り落とすため、刃の角度が鋭く設計されています。「面をきれいに、一気に素早く刈り上げる」のが得意です。

アメリカのバリカン: あらゆる人種のクセ毛や縮毛に対応し、頭皮にフィットさせて微調整がしやすいように作られています。ミリ単位でグラデーションを作る「フェードカットのぼかし(色彩づくり)」において、無類の強さを発揮します。


ですから10年ほど前は海外のバリカンを買いあさりました。


現在はどうかわかりませんが、その当時フェードといえば海外のバリカンという認識が強く、多くの理容師が愛用していたと思います。

恩師の一言と、日本製バリカンとの衝撃的な再会



私も海外製を10個20個使った頃でしょうか?


当時珍しく日本のバリカンを勧めている理容講師に出会い、その人曰く「上手くなりたかったら、黙って道具から真似ろ」という言葉で、そこまで言うならと数年ぶりに日本のバリカンを購入しました。


見た目も日本らしくシンプルで、今までのような見た目のかっこよさは無かったものの、使ってみると驚くほど使いやすい。カットも理想に近づいた。今までの20台は何だったのか?と言うほど故障もしない。

やはり、日本の物づくりはすごいですね。


これ海外のバリカンがよくないって話ではなく、今でも凄く売れているようですし、上手に使いこなしている技術者は本当に多いです。見た目がかっこいいアメ車を所有している感じでしょうか。手間はかかりますが所有感があります。パーツをカスタムできるあたりアメリカのカルチャーそのものだなと。今でも愛着がわくのは私もこっちかもしれません。

ただ、これだけは言えるのは
アメリカ一択ではなく日本製も凄かったよって話です。


職人は総じて道具が好きです。このめんどくせーこだわりを聞きたい物好きなあなたは是非、担当の技術者に聞いてみてください。

きっと止まらなくなりますので。


覚悟が必要です(笑)



まだバリカンの刃について、レバーはどうだとか、角度はとか。書いたら切りがないし。誰も興味ない。。


今日はこの辺にします。
それでは。また。



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